日本城郭検定って受けるのにいくらぐらいかかる?という疑問にお答えします。
級によって受験料は異なり4,000~9,400円と幅があります。
二つの級を併願したり、早期申し込みで割引があったりするので、そういった特典をうまく利用して賢く受験しましょう。
日本城郭検定の受験にかかるコストは?管理人の受験費用を大公開!
日本城郭検定って受けるのにいくらぐらいかかる?という疑問にお答えします。
級によって受験料は異なり4,000~9,400円と幅があります。
二つの級を併願したり、早期申し込みで割引があったりするので、そういった特典をうまく利用して賢く受験しましょう。
級ごとにくわしく解説します。
日本城郭検定の受験料
級ごとの受験料を解説します。
正規の受験費用
まずは単願、つまり一つの級だけを受験する場合の受験料です。
級ごとにまとめると以下の表の通りです。
【単願の場合】
級 | 受験料 |
---|---|
4級 | 4,000円 |
3級 | 4,700円 |
2級 | 6,000円 |
準1級 | 6,800円 |
1級 | 9,400円 |
1級の受験料がずば抜けて高いです。
それぐらい難関でもあり、合格したら称号でもあるということですね。
3級は4,700円と若干お値打ちですが、そのためもあってとてもたくさんの方が受験される級となっています。
「併願」は割引がある
こういった検定は高額となることがありますが、3級に受かったら次は2級だ!とステップアップしていくものです。
そこで、少しでもお値打ちに受験ができるように「併願」という制度があります。
これは二つの級を同日に受験することができるというものです。
併願は、隣の級と一緒に受けることができるというもので、飛び級で受けることはできません。
【併願できる例】
- 4級と3級
- 3級と2級
- 2級と準1級
- 準1級と1級
【併願できない例】
- 4級と2級
- 3級と準1級
- 2級と1級
- 準1級と4級
併願すると合計金額は高くなりますが、単願で2回受けるよりは受験料が若干お値打ちになります。
3級合格したら次は2級!という感じでステップアップを考えているなら併願をおすすめします。
受験料がお値打ちになりますし、次の級の問題もゲットできますから。
【併願の場合】
級 | 受験料(単願と比較して) |
---|---|
4級・3級併願 | 7,500円(1,200円OFF) |
3級・2級併願 | 9,500円(1,200円OFF) |
2級・準1級併願 | 11,500円(1,300円OFF) |
準1級・1級併願 | 14,600円(1,600円OFF) |
(リンク)
「早割」の割引特典がある
さらに出来るだけお値打ちに賢く受験するためには、早割を利用するのが良いです。
早割の期日までに申し込みをすると割引が適用になります。
早割はお得! 併願+早割はもっとお得!
単願と併願とでそれぞれまとめると次の表の通りです。
級 | 受験料【通常】 | 受験料【早割】 | 備考 |
---|---|---|---|
4級 | 4,000円 | ||
3級 | 4,700円 | 4,300円(400円OFF) | |
2級 | 6,000円 | 5,600円(400円OFF) | |
準1級 | 6,800円 | 6,400円(400円OFF) | |
1級 | 9,400円 | 8,900円(500円OFF) | |
4級・3級併願 | 7,500円 | ||
3級・2級併願 | 9,500円 | 9,100円(400円OFF) | 併願+早割で実質1,600円OFF |
2級・準1級併願 | 11,500円 | 11,100円(400円OFF) | 併願+早割で実質1,700円OFF |
準1級・1級併願 | 14,600円 | 14,200円(400円OFF) | 併願+早割で実質2,000円OFF |
「中学生以下」は割引特典がある
中学生以下の方は受験料が割引になります。
最近は小学生や中学生のお子さんで受験されている方が増えてきています。
間違いなく数年前に比べて増えています。
それだけ興味を持っている子が増えているという証拠ですね。
受験料で割引があるので、早めに受験することをおすすめします。
ちなみに、問題は年齢に関係なく同じです。
級ごとおよび併願での受験料をまとめると下の表のようになります。
級 | 受験料【通常】 | 受験料【中学生以下割】 |
---|---|---|
4級 | 4,000円 | |
3級 | 4,700円 | 3,700円(1,000円OFF) |
2級 | 6,000円 | 3,700円(2,300円OFF) |
準1級 | 6,800円 | 3,700円(3,100円OFF) |
1級 | 9,400円 | 6,900円(2,500円OFF) |
4級・3級併願 | 7,500円 | |
3級・2級併願 | 9,500円 | 6,900円(2,600円OFF) |
2級・準1級併願 | 11,500円 | 6,900円(4,600円OFF) |
準1級・1級併願 | 14,600円 | 10,100円(4,500円OFF) |
管理人の受験にかかった費用を大公開
ちなみに、管理人が受験にかかった費用を大公開します。
受験料は上の通りですが、ここにテキストや参考書などが含まれるので、トータルの費用について感覚がつかめると思いますから。
※同じ級を複数回受けたりしていますが、それは含めていません。
3級受験の費用 ー 管理人の実績
管理人の受験費用ですが、3級は単願で受けました。
それに加えて「日本100名城公式ガイドブック」、「日本城郭検定公式問題集<日本100名城編>」を購入しました。
受験当時は続日本100名城公式ガイドブックが発売されていませんでしたので、それは含んでいません。
いまであれば持っていた方が良いので、1,300円プラスとなります。
まとめると以下の表の通りです。
安いのか高いのかって言ったら、安くはないと思います。
でも、1万円ぐらいの投資と思えば安い方です。
逆に言えば、これぐらいの投資をしなければ3級は受からないでしょう。
かかった費用 | |
---|---|
受験料(3級) | 4,700円 |
日本100名城公式ガイドブック | 1,650円 |
日本城郭検定公式問題集<日本100名城編> | 1,430円 |
小計 | 7,780円 |
2級の受験費用 ー 管理人の実績
管理人の受験費用、続いては2級です。
2級は準1級との併願で受けました。
テキストとしては「日本100名城公式ガイドブック」、「続日本100名城公式ガイドブック」、「日本城郭検定公式問題集<日本100名城編>」、「日本城郭検定過去問題集 2級・3級・4級編」を購入しました。
まとめると以下の表の通りです。
ここでは、3級のときに購入したテキストも含めています。
2級から受ける方の参考にしてもらうためです。
なので、実際の費用とは異なりますが、これぐらいの費用はかかるという目安としてご覧ください。
受験料が50%以上を占めています。準1級と併願で受験したため受験料が高額になってしまいました。
さらに、準1級のテキストは2級までのテキストと別なので、ここにさらにテキスト代が別途いりましたので、この回の出費はかなりなものになりました。
併願するなら、3級と2級の併願がお得かもしれません。
テキストが共通だからです。
それは受験費用を払った後に気がついたので、後の祭りというやつでした。
賢く受験しようとするなら、このあたりも参考にしてください。
かかった費用 | |
---|---|
受験料(2級・準1級併願) | 11,500円 |
日本100名城公式ガイドブック | 1,650円 |
続日本100名城公式ガイドブック | 1,760円 |
日本城郭検定公式問題集<日本100名城編> | 1,430円 |
日本城郭検定過去問題集 2級・3級・4級編 | 1,760円 |
小計 | 18,100円 |
準1級受験の費用 ー 管理人の実績
準1級は2級と併願したときは不合格でしたが、2回目は単願で受験し、無事合格しました。
ここでは準1級を単願で受験したとして費用をまとめてみました。
テキストは、「よくわかる日本の城 日本城郭検定公式参考書」、「お城のすべて」、「日本100名城公式ガイドブック」、「続日本100名城公式ガイドブック」の4冊です。
安いわけではないですが、準1級にチャレンジするのに1万3千円で受けることができるのは許容範囲と捉えましょう。
これぐらいの投資は必要経費です。
準1級を受験するレベルということは、それなりにお城めぐりもしているでしょうし、そういったことを考えるともっともっと費用は掛かっているわけですから。
受験料も早割を使えばもう少しだけお値打ちに受験できるので、そう言ったものを活用するのはポイントが高いですね。
かかった費用 | |
---|---|
受験料(準1級) | 6,800円 |
日本100名城公式ガイドブック | 1,650円 |
続日本100名城公式ガイドブック | 1,760円 |
よくわかる日本の城 日本城郭検定公式参考書 | 1,650円 |
お城のすべて | 1,650円 |
小計 | 13,510円 |
1級受験の費用
1級は単願で受験しました。
準1級との併願も考えましたが、1級を受けるのであれば準1級にまずは合格して、正式に資格を得てから受験したかったので、単願としました。
あとは、1級の試験対策に集中したかったというのもあります。
それほどレベルが高いのが1級です。
1級専用のテキストはありません。
準1級までのテキストすべてが対象となります。
なので、それまでに購入しているはずですから、ここでは受験料だけで済んだといえば済んだわけです。
かかった費用 | |
---|---|
受験料(1級) | 8,900円 |
テキスト代 | 0円(今までに購入済み) |
小計 | 8,900円 |
自分への投資。自分磨き。
最後に、日本城郭検定の受験は自分磨きに対する投資、というお話をして終わりたいと思います。
未来への投資と思え
あなたにとってお城めぐりは趣味。ですよね?
これを生業にしている人はほとんどいないでしょう。
だから、趣味やプライベートを充実させたい方は、自由になるお金があればそれを趣味に使うことは何ら躊躇がないことでしょう。
でも、趣味の延長で検定を受けるということはどうでしょう?
趣味なら楽しければよい。
だからわざわざやりたくもない試験勉強をして受験する意味が分からない。
そう言う人もいます。
たしかに、そういう考えもあるでしょう。
一方で、せっかく趣味でお城巡りを楽しんでいるんだから、もっともっと知りたい。
自分の知識がどのぐらいなのかレベルを確かめたい。
そういう考えで検定を受ける方もいると思います。
管理人も「おもしろそうだから、一回受けてみよっか」
最初はそれぐらいの気持ちでした。
しかし、3級をほとんど勉強せずに受けたときの衝撃は半端ないものでした。
何もわからない。
というのが本音。
でも自分の記憶と知識をフル動員して必至にマークシートを塗りつぶしたことを覚えています。
その受験の直前、エントランスでテキストを読みながら必至に確認している受験者の姿を見て、「舐めとった・・・」と思ったのも事実。
最初は日本城郭検定を舐めてました
最初は日本城郭検定を舐めてました💦
みなさん、この試験のためにテキストを購入し、それに穴が開くほど目を通し、ある人は自分でまとめた資料とにらめっこ。
そんな光景がエントランスには当たり前のようにあったのです。
それから管理人の試験に対する考えがガラリと変わりました。
これは真剣に取り組まないと合格しない。
そして、それに費やす時間は未来の自分への投資だと。
合格しても何も変わらないかもしれませんが、きっと知識量が大幅に増え、点と点が繋がって線になり、さらに網目のような状態につながっていくんだろう。
そうしたら、お城めぐりがどんなに楽しくなるのだろう。
お城がどんな風に見えるのだろう。
そんなことを強烈に感じたのです。
検定に向けて勉強したら、お城めぐりがもっと楽しくなるに違いない!
そして、2020年11月現在、管理人は準1級合格者という称号を得ることができました。
準1級に合格して景色が劇的に変わったということはありませんが、お城に行くときのワクワクは増えました。
テキストやインターネットでしか見たことがなかったあの石垣を見ることができる!
知識として覚えたあの光景が現場で体感することができる!
そんなことを肌で感じるようになり、お城がもっともっと好きになったのです。
そして、お城を知ることは日本を知ること。
お城の勉強は、土木、建築、地形、地質、石、木材、装飾、材料、瓦、土地、歴史、文化、お茶、時代、風景などを知ることになる。
日本の政治や交通、経済、地方自治、国そのものの成り立ち、現代の町割り、男たちの息づかい。
そういったものへのつながりを感じることになる。
それは掛けがえのない知識であり、経験であり、人としての豊かさである。
そんなことも考えるようになりました。
お城を知ることは、日本を知ることだと思えるようになったよ
ちょっと難しい話になってしまいましたので、この辺りにします。
日本城郭検定に限らず、これらの検定は「未来の自分への投資」と考えて、一歩踏み込んでみてほしいと思います。
まとめ
日本城郭検定って受けるのにいくらぐらいかかる?という疑問にお答えしました。
級によって受験料は異なり4,000~9,400円と幅があります。
二つの級を併願したり、早期申し込みで割引があったりするので、そういった特典をうまく利用して賢く受験しましょう。
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