日本城郭検定には4級(入門レベル)、3級(初級レベル)、2級(中級レベル)、準1級(上級レベル)、1級(専門家レベル)の5つの級があります。
それぞれ出題範囲も異なり、合格率も異なります。
あなたに合うレベルを探して、ぜひ受験してみてください。
日本城郭検定の級とレベルと出題範囲
日本城郭検定には
- 4級(入門レベル)
- 3級(初級レベル)
- 2級(中級レベル)
- 準1級(上級レベル)
- 1級(専門家レベル)
の5つの級があります。
それぞれ出題範囲も異なり、合格率も異なります。
あなたに合うレベルを探して、ぜひ受験してみてください。
表にまとめると下の通りです。
級 | 対象 | レベル |
---|---|---|
4級 | お城めぐり初心者 | 入門レベル(シロっぷ級) |
3級 | お城好き、歴史好きでもっと楽しみたい方 | 初級レベル |
2級 | 全国のお城を訪ねて周る、歴史から各要素まで奥深く知識を探求したい方 | 中級レベル |
準1級 | お城を巡る時は必ず攻める側、守る側の気持ちになってお城を探索するような “つわもの” | 武者返級難関レベル(上級レベル) |
1級 | お城めぐり初心者城全般に関して広範で奥深い知識を持つ方準1級に合格している方 | 専門家レベル |
あなたのお城知識は、いま、どのレベルでしょうか?
それに合わせて受験する級を選びましょう。
それでは、以下に各級のレベルと出題範囲について解説していきます。
4級のレベルと出題範囲
対象 | お城めぐり初心者 |
レベル | 入門レベル(シロっぷ級) |
出題範囲 | ・城巡りのときにまず知っておきたいお城の基礎知識 ・日本100名城の知識 |
対象
お城めぐりの初心者の方です。
レベル
4級はシロっぷ級とも呼ばれる入門レベルです。
まずは手始めに4級から実力を試すといった具合で受けられる方も多いです。
4級は、入門レベル
お城めぐり初心者の方が受ける級ですが、お城めぐりベテランさんでも日本城郭検定を初めて受けるんだったら4級からスタートしても良いでしょう。
中学生以下のお城好きさんもよく見かけます。
出題範囲
お城めぐりのときに知っておきたい基礎知識と、日本100名城の知識です。
そこまで深くは出題されませんが、本当に初心者の方が知っておいた方がいいよって内容の出題ばかりです。
超基本と言っても良いでしょう。
4級の出題範囲は、お城めぐりのときに知っておきたい基礎知識と、日本100名城の知識
日本100名城の知識も同じで、知っておいた方が良いよという出題です。
例えば、世界遺産(せかいいさん)に登録(とうろく)されている城はどれか?とか、城の出入り口を何というか?といった具合です。
試験対策
- (1)テキストでしっかりと勉強しよう!
-
試験対策は、出題範囲の内容を対象テキストや参考書でしっかりと勉強することです。
丸暗記する必要はありませんが、要点を押さえて覚えておく必要はあります。
4級は、テキストでしっかりと対策する
出題範囲の一つ目「お城の基礎知識」は以下のテキストにわかりやすく書かれていますので、ぜひ購入しましょう。
この本は4級の対象テキストに指定されています。
- 知識ゼロからの日本の城入門
- (2)日本100名城は押さえておこう!
-
出題範囲の二つ目「日本100名城の知識」は日本100名城ガイドブックがわかりやすくて最適です。
対象テキストではないですが、3級以上の対象テキストになっていますし、日本100名城スタンプラリーのスタンプ帳にもなっているので、持っていて当然という本です。
日本100名城公式ガイドブックは必携
お城めぐりするなら必携の本です。
まだ持っていない方は購入しておきましょう。
- 日本100名城公式ガイドブック
- (3)過去問題集でシミュレーションしておこう!
-
受験するなら過去問題集は外せません。
過去問題集でシミュレーションしておこう
公式問題集として販売されていますし、対象テキストにもなっているので必ず購入して勉強しましょう。
- 日本城郭検定過去問題集 2級・3級・4級編
4級の合格率が気になる方は、コチラの記事をご覧ください
・日本城郭検定の受験資格、受験者数、合格率を級ごとに徹底比較
3級のレベルと出題範囲
対象 | お城好き、歴史好きでもっと楽しみたい方 |
レベル | 初級レベル |
出題範囲 | ・城の総合知識(分類/歴史/地域文化/城造り/文化財としての城/城と災害・信仰/城の鑑賞・文化) ・日本100名城の個別城郭の知識 ・続日本100名城の個別城郭の知識(一部) |
対象
お城が好き、歴史が好きと自分でも思っていて、しかも、もっと楽しみたいな、もっとお城に行きたいなという方です。
レベル
3級は初級レベルです。
4級は簡単すぎるから3級から受けるというお城好きも多いはず。
中学生以下のお城好きさんもよく見かけます。
3級は、初級レベル
問題は難しさやヒネリはあまりありませんが、意外と範囲が広いので網羅できるかが勝負所となります。
奥深さというよりも、広く知識を得ていなければいけないレベルと考えてよいでしょう。
出題範囲
まず、お城の総合知識が必要です。
- お城の分類
- 歴史
- 地域性や地域の文化
- お城づくり
- 文化財としてのお城について
- お城と災害
- お城と信仰
- お城の鑑賞や文化
など、範囲がとにかく広いのが4級との違いです。
お城全般の知識を幅広く網羅する必要があります。
3級の出題範囲は、城の総合知識と日本100名城の個別の知識
それに加えて、日本100名城の個別城郭の知識も必要です。
それぞれのお城の特徴や縄張り、歴史など、ガイドブックに書かれていることをよく読んでおく必要があります。
さらには、2017年に日本城郭協会が追加認定した続日本100名城についても一部範囲となっています。
一部というのがミソです。
3級は、4級より範囲がぐんと広い
すべてではないけど、どこかはわからない。ということは一通り目を通しておく必要があるということです。
4級に比べて範囲がぐんと広くなるイメージを持ちましょう。
例題
日本城郭検定の公式サイトに例題があります。
そちらで出題のレベルを探ってみてください。
試験対策
- (1)テキストでしっかりと勉強しよう!
-
どの級でも同じですが、試験対策としては出題範囲の内容を対象テキストや参考書でしっかりと勉強することです。
総合知識を自力で収集することは至難の業です。
公式テキストが出ているので、それを使うのが一番の近道です。
公式テキストで、試験範囲の知識を網羅しよう
ですが、丸暗記するのはやめましょう。
それは苦痛でしかなく、何の知識にもなりませんから。
出題範囲の一つ目「お城の総合知識」は以下のテキストの冒頭部分に書かれています。
この本は3級の対象テキストに指定されています。
- 日本城郭検定公式問題集<日本100名城編>
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-
出題範囲の二つ目「日本100名城の個別城郭の知識、続日本100名城の個別城郭の知識(一部)」は日本100名城ガイドブックおよび続日本100名城ガイドブックで勉強しましょう。
インターネットでも日本100名城の知識は集められますが、過不足がある場合がありますので参考程度にしておくほうが良いでしょう。
試験の傾向としてガイドブックから出題されることが多いので、ガイドブックで勉強することを強くおすすめします。
対象テキストにもなっていますし、冒頭部分にはお城の総合知識も載っています。
日本100名城ガイドブックおよび続日本100名城ガイドブックから出題される傾向あり
だからガイドブックは必携さらに、日本100名城スタンプラリーのスタンプ帳にもなっているので、持っていて当然という本です。
まだ持っていない方は購入しておきましょう。
- 日本100名城公式ガイドブック
- 続日本100名城公式ガイドブック
- (3)公式問題集、過去問題集の模擬試験で出題傾向を探ろう!
-
3級を受けるなら公式問題集、過去問題集は外せません。
スクールなどがないだけに、独学でしかも手探りで勉強することが多くなります。
そんなときにこの2冊は心強い味方になってくれます。
公式問題集、過去問題集で傾向を探ろう
試験の傾向や出題のされ方などもわかりますし、それによって勉強するポイントもわかってくるはずです。
対象テキストにもなっているので購入することをおすすめします。
- 日本城郭検定公式問題集<日本100名城編>
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3級の合格率や出題傾向が気になる方は、コチラの記事をご覧ください
・日本城郭検定の受験資格、受験者数、合格率を級ごとに徹底比較
2級のレベルと出題範囲
対象 | 全国のお城を訪ねて周る、歴史から各要素まで奥深く知識を探求したい方 |
レベル | 中級レベル |
出題範囲 | ・城の総合知識(分類/歴史/地域文化/城造り/文化財としての城/城と災害・信仰/城の鑑賞・文化) ・日本100名城の個別城郭の知識 ・続日本100名城の個別城郭の知識 |
対象
全国のお城を訪ねて周る、歴史から各要素まで奥深く知識を探求したい方です。
つまり、お城が好きであちこち訪ねて周っている方で、かつ、歴史からそれぞれのお城まで幅広く、そして奥深くまで知識を深めたい・興味のある方ということです。
自分で調べたり、あちこちのお城に行ったりする行動力のある方は、腕試ししたくなるレベルでしょう。
レベル
2級は中級レベルです。
3級に受かったら次は2級!という感じで受けられる方も多いです。
2級は、中級レベル
テキストなども結構読み込んでいる感じの方が試験会場によく見受けられます。
出題範囲は3級よりも少し広くなった程度というイメージを持たれるかもしれませんが、網羅している必要がありますし、深さも出てきます。
広い知識と奥深さが必要なレベルと考えてよいでしょう。
出題範囲
まず、3級と同じくお城の総合知識が必要です。
- お城の分類
- 歴史
- 地域性や地域の文化
- お城づくり
- 文化財としてのお城について
- お城と災害
- お城と信仰
- お城の鑑賞や文化
範囲がとにかく広いので、お城全般について網羅する必要があります。
まずは、お城全般について網羅する必要がある
さらには、日本100名城と続日本100名城の個別城郭の知識も必要です。
それぞれのお城の特徴や縄張り、歴史など、ガイドブックに書かれていることをよく読んでおく必要があります。
個別城郭が200城となることで、範囲が広いというのがお分かりいただけると思います。
日本100名城と続日本100名城の個別城郭の知識も必要
そしてミソなのが、それぞれのお城の歴史的な関係性なども押さえておく必要があることです。
例えば、小田原城と石垣山城の関係や、武田氏のお城の共通する特徴とか、そういったところです。
公式ガイドブック2冊をにらめっこしておくと安心です。
例題
日本城郭検定の公式サイトに例題があります。
そちらで出題のレベルを探ってみてください。
試験対策
- (1)テキストでしっかりと勉強しよう!
-
2級を受ける方はある程度の自信があると思います。
いろいろなお城に行ったり、各市町村が開催する講演会や勉強会にも足を運んでいることでしょう。
なので、今さらテキストを読むとかしなくても大丈夫だよ。という方がたまに見えるのですが、それは間違いです。
やっぱりテキストで試験対策をしておくべきです。
なぜなら、テキストは全体を網羅しているからです。
さらには、項目ごとに丁寧に解説が加えられており、それぞれの城の歴史や構造的な共通点(または違い)についても解説されているからです。
それらに目を通すことで、今まで得た知識が頭の中で整理されるので、テキストでしっかりと勉強しましょう。
点と点がつながって、連続性を持った知識になると強みが出ます。
対象テキストで全体を網羅して、知識を整理しよう
2級はそういった知識が必要なのです。
出題範囲の一つ目「お城の総合知識」は以下のテキストの冒頭部分に書かれています。
この本は2級の対象テキストに指定されています。
- 日本城郭検定公式問題集<日本100名城編>
created by Rinker¥857 (2024/11/10 17:27:10時点 Amazon調べ-詳細) - (2)日本100名城と続日本100名城は必ず目を通そう!
-
出題範囲の二つ目「日本100名城の個別城郭の知識、続日本100名城の個別城郭の知識」は日本100名城ガイドブックおよび続日本100名城ガイドブックに書かれていますので、必ず目を通しておきましょう。
先ほどの(1)でも書きましたが、2級を受けようと思うということはある程度の自信があるということです。
つまり、自分にはある程度の知識があると思っているはず。
でもそこに落とし穴があるといけませんので、今さらですが日本100名城と続日本100名城の公式ガイドブックに目を通しましょう。
新たな発見があるかもしれません。
日本100名城ガイドブックおよび続日本100名城ガイドブックから出題される傾向あり
だからガイドブックは必携3級のところでも書きましたが、試験の傾向としてガイドブックから出題されることが多いので、しっかりと押さえておくことを強くおすすめします。
まだ持っていない方は必ず購入しておきましょう。
- 日本100名城公式ガイドブック
- 続日本100名城公式ガイドブック
- (3)公式問題集、過去問題集で実力をチェックしておこう!
-
2級を受けるなら公式問題集、過去問題集で実力チェックをしておきましょう。
それでどのぐらいの知識量なのか、どのような問題が苦手なのかがよくわかると思います。
そうしたら、その苦手な部分を徹底的に読み込んでいきましょう。
公式問題集、過去問題集でシミュレーションして傾向をつかもう
日本城郭検定は自力で試験対策する以外に方法はありません。
地道ですが、確実に合格を手にするためには学生時代を思い出して、問題集を解きましょう。
何度も何度も解いて、問題になれておくのも重要です。
対象テキストにもなっているので購入することをおすすめします。
- 日本城郭検定公式問題集<日本100名城編>
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準1級のレベルと出題範囲
対象 | お城を巡る時は必ず攻める側、守る側の気持ちになってお城を探索するような “つわもの” |
レベル | 武者返級難関レベル(上級レベル) |
出題範囲 | ・3級、2級の範囲(城の総合知識、日本100名城と続日本100名城の個別城郭の知識) ・ “今回のテーマ” より重点的に出題(テーマは「普請」「作事」など、各回によって異なる) ・100名城以外のお城からも一部出題 |
対象
お城を巡るときは必ず攻める側、守る側の気持ちになってお城を探索するような”つわもの”です。
2級に合格した時点でかなりマニアックなレベルに到達していますが、準1級を受けようと思っているなら相当なつわものです。
城に行くときには下調べを欠かさず、攻めるならどこから攻めるかを考えながら、時にはシミュレーションしながら登っていく。
下るときは逆に、守るならどこをどのように守るかを考えながら進む。
これを常としながら、まだ明らかにされていない遺構などを探してあちこちを歩き回るような方。
そんな人が対象です。
準1級を受ける人は、相当なつわもの
ときには資料館の展示に見入ったり、ときには専門家や市町村などが開催する講義・講座にも通ったり、ときにはお城イベントにも足を運んだりしている方。
もうここまできたら、準1級を受けるしかありません。
レベル
準1級は上級レベルです。
日本城郭検定では「武者返し級」(むしゃがえしきゅう)と呼んでいます。
レベルは一気に上がります。
2級に受かったから、次は準1級だと意気込んでも跳ね返されてしまうほどの難題です。
まさに武者返しです。
準1級は、上級レベル=武者返し級
テキストや参考書もガラリと変わり、範囲が広くなるだけでなくお城の専門用語に至るまで、その意味や変遷などを網羅する必要があります。
レベルが一気に上がった証拠に、合格率も35%(2級は73%)とぐーんと下がります。
あなたは準1級にチャレンジするつわものですか?
出題範囲
まず、2級の知識はベースとして必要です。
おさらいしておくと、
- お城の分類
- 歴史
- 地域性や地域の文化
- お城づくり
- 文化財としてのお城について
- お城と災害
- お城と信仰
- お城の鑑賞や文化
- 日本100名城の個別城郭の知識
- 続日本100名城の個別城郭の知識
です。
これに自信がない方は2級にもう一度チャレンジしたほうが良いでしょう。
まずは、お城の総合知識、日本100名城・続日本100名城の個別知識が必要
次に必要なのは、準1級独自設定である “今回のテーマ”です。
テーマは「普請」「作事」など、各回によって異なりますが、そのテーマから重点的に出題されます。テーマはある程度絞られますが、深堀されるイメージです。
準1級には、”今回のテーマ”が設定される
そして厄介なのが、日本100名城、続日本100名城以外のお城からも一部出題されるということです。
惜しくも日本100名城、続日本100名城に選ばれなかったけども、それに匹敵するお城はまだまだたくさんあります。
近年になって注目されるようになったお城や、発掘調査などによって明らかにされてきたお城などからの出題も十分にあり得ます。
特にここ数年話題になったお城については押さえておきたいところです。
例題
日本城郭検定の公式サイトに例題があります。
そちらで出題のレベルを探ってみてください。
試験対策
- (1)テキストでしっかりと勉強しよう!
-
2級に受かって一安心。
次は準1級と思ったあなた。
準1級は出題範囲が広く・深くなり、レベルが一気に上がります。
準1級は、レベルが一気に上がる
その証拠に、対象テキストが変わります。
2級までのテキストやガイドブックはもちろんのこと、お城の歴史、変遷、構造など多岐にわたる、そして奥深いテキストが2冊、新たに対象となります。
準1級は、奥深いテキスト2冊が対象テキスト
でも安心してください。
このテキストを使ってしっかりと試験対策すれば、あなたの知識が深まるのと同時に頭の中でそれまで得た知識や現地での体感・体験がつながり、整理されていくことは間違いありません。
なぜなら、このテキストはお城に関すること全体を網羅しているからです。
公式テキストがあるのは試験対策が大変になりますが、逆に公式テキストのおかげで網羅することができるので活用しない手はありません。
どんどんと活用していきましょう。
- よくわかる日本の城 日本城郭検定公式参考書
お城にまつわる歴史、お城の構造などお城のことすべてがわかる1冊です。
この本に書かれていることが試験に出題されることが多いので、受験するなら必需品です。
- お城のすべて
これも必需品です。
お城の構造を中心にくわしく解説されている本です。
この中からも試験に出題されることがありますので、必ず購入して熟読しましょう。
- (2)公式問題集はないから、とりあえず1度受けるべし!
-
残念ながら公式問題集や過去問題集はありません。
なので、過去問を使って勉強するということはできないというのが現状です。
しかし過去問を入手する方法が二つあります。
- インターネットで検索して過去問を見つける
- 1度受験する
一つ目のインターネットで検索して過去問を見つけるのは、簡単にできます。
いまはPCやスマホを持っているのが当たり前ですから、容易に検索できるでしょう。
しかし、インターネットにアップしてあるものはもちろん公式ではないですし、正しい情報という保証はありません。
しかも、試験問題をそのままアップするのは如何なものかというところも気になります。
個人で、問題のない範囲で、ご自身の判断・責任のもとに利用してください。
インターネットの情報は、自己責任で利用しましょう
二つ目は1度受験することです。
受験すると、問題用紙は持って帰ることができます。
ということは試験のシミュレーションができ、実力がどのぐらいかもわかりつつ、同時に1回分の問題を入手することができるわけです。
準1級は、まずは1回受けてみましょう
もちろん1回で合格できれば良いですが、みんなが1回で合格できるわけではありません。
それは合格率を見れば一目瞭然です。
なので、実力試しも兼ねて1度受験して問題をゲットし、2回目で確実に合格するという道筋もおススメです。
- (3)お城関連のニュースやテレビ番組などで最新情報を入手しよう!
-
出題範囲にもあったように、準1級では日本100名城・続日本100名城以外のお城からも一部出題されます。
それは、その200名城には残念ながら入っていないけど、とても話題性のあるお城や新たな知見が得られたお城、動きのあるお城が対象となる可能性が非常に高いと感じています。
例えば、地震などの天災で被害を受けたお城についてや、発掘調査によって新たに遺構が発見されたお城、新たに国史跡になった(なる)お城などです。
それらはニュースになりやすいですが、まとまった資料や本になるのはもう少し後になる場合が多いです。
なので、日々のニュースの中にお城関連の情報があればそれを自分なりにまとめたり、新聞を切り抜いたりすることがおすすめです。
他にはテレビ番組などでお城の特集をされたりすることもありますので、そういった番組やYouTubeなどのコンテンツもチェックをしておくと良いでしょう。
全国あちこち、いつでも行けるわけではありませんが、そういった媒体を使えば情報を収集することは可能です。
ぜひ、情報収集してみてください。
最近話題のお城、新たな知見が得られたお城、動きのあるお城も要チェック
ちなみに、インターネットに上がっているニュースは一定期間が過ぎると削除される場合があります。特に大手新聞社やテレビ局のニュースは掲載期間が短いことがありますので、見つけたときにはすぐにプリントアウトするなどして保管しておくほうが良いです。
とは言っても、まずはテキストで網羅的に学習しておくことが大事です。
- (4)試験対策はテキストで
-
いきなり準1級を受験する方のために、準1級対象テキストと2級の公式テキストやガイドブックもあわせて紹介しておきます。
試験対策にご利用ください。
- よくわかる日本の城 日本城郭検定公式参考書
お城にまつわる歴史、お城の構造などお城のことすべてがわかる1冊です。
この本に書かれていることが試験に出題されることが多いので、受験するなら必需品です。
- お城のすべて
これも必需品です。
お城の構造を中心にくわしく解説されている本です。
この中からも試験に出題されることがありますので、必ず購入して熟読しましょう。
- 日本城郭検定公式問題集<日本100名城編>
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- 続日本100名城公式ガイドブック
準1級の公式問題集は、残念ながら発売されていません。
1級のレベルと出題範囲
対象 | 城全般に関して広範で奥深い知識を持つ方準1級に合格している方 |
レベル | 専門家レベル |
出題範囲 | ・準1級〜4級のすべての範囲 ・城のうんちく ・時事情報 ・城に関するあらゆること |
対象
お城全般、広い範囲で奥深い知識を持っている方が対象です。
1級は、準1級合格者だけが受験できる
4級から準1級まではどなたでも自由に受験することができますが、1級だけは、準1級に合格している方という条件が付きます。
つまり、準1級のレベル以上でないと受験すらできない「専門家レベル」ということです。
準1級まで受けたのなら1級も受けておきたいところですが、並大抵のことでは合格しないと覚悟しておきましょう。
レベル
専門家レベルです。
アマチュアだろうがプロだろうが関係ありません。
専門家レベルの知識量と深さが必要ということです。
1級は、専門家レベル
お城のエキスパート、お城マスター、お城の専門家。
そんな称号に値するレベルですね。
出題範囲
1級の出題範囲はとにかく広いです。
- 準1級〜4級のすべての範囲
- 城のうんちく
- 時事情報
- 城に関するあらゆること
とにかく、お城に関係することなら何でも出題範囲になります。
建築物や領域としてのお城に限らず、歴史、文化、経済、交通、地形・・・何でもです。
1級の出題範囲は、お城に関することなら ”すべて”
最近話題のことや、発掘調査の結果、文化財の方針や方向性などの時事ネタもそうですし、お城のうんちくや現場の案内板にひっそりと書かれていることなんかも出題範囲でしょう。
とにかく、いろんなことに興味を持って、色々な情報を集めておくことが必要でしょう。
例題
日本城郭検定の公式サイトに例題があります。
そちらで出題のレベルを探ってみてください。
試験対策
- (1)準1級までの公式テキスト、参考書、ガイドブックで復習しましょう。
-
テキストなどに書いてあることはすべて出題範囲と考えてよいです。
写真やイラストに描かれているキャプションや注釈からも出てもおかしくありません。
準1級までの公式テキスト、参考書、ガイドブックで総復習しよう
すべてに目を通しておきましょう。
- よくわかる日本の城 日本城郭検定公式参考書
お城にまつわる歴史、お城の構造などお城のことすべてがわかる1冊です。
この本に書かれていることが試験に出題されることが多いので、受験するなら必需品です。
- お城のすべて
これも必需品です。
お城の構造を中心にくわしく解説されている本です。
この中からも試験に出題されることがありますので、必ず購入して熟読しましょう。
- (2)毎日、お城についての情報収集をしましょう。
-
お城や歴史に関係するニュースや話題があれば必ず目を通します。
しかし待っていても情報は集まりませんので、インターネットで検索して調べたり、各市町村の文化財担当部署から出されている書籍や計画書・報告書・現地説明会資料などから情報収集しましょう。
お城についての情報を毎日チェックしよう
まとまった情報があったらラッキー、なくて当然というぐらいの気持ちで情報収集し、それを自分なりに整理しましょう。
スクラップしてもいいですし、PCソフトなどでまとめなおしても良いでしょう。
- (3)できるだけたくさんのお城を訪れる
-
何といっても、お城は現場にあります。
できるだけ時間を見つけてお城に行くようにしましょう。
樹木を伐採して景観が良くなっていたり、新しい案内板やリーフレットができていたりします。
これらの情報がすべてネットなどで公表されているという訳ではありませんので、自分の目で確認し、自分の足でお城を回り、自分の肌で感じることが大切です。
そして、お城好きの方とのネットワークを作ったり、グループに参加したりして、その人たちが持っているとっておきの情報を入手できるようにするのも良いでしょう。
お城巡りを楽しみながら、体感し、情報収集しよう
とは言っても、楽しくお城めぐりすることが大事ですし、1級にチャレンジするレベルならあなただけのお城の楽しみ方もあるはずです。
気負わず、お城めぐりと勉強を楽しんでください。
最後に、準1級までの公式テキスト、参考書、ガイドブックを今一度紹介しておきます。
- よくわかる日本の城 日本城郭検定公式参考書
お城にまつわる歴史、お城の構造などお城のことすべてがわかる1冊です。
この本に書かれていることが試験に出題されることが多いので、受験するなら必需品です。
- お城のすべて
これも必需品です。
お城の構造を中心にくわしく解説されている本です。
この中からも試験に出題されることがありますので、必ず購入して熟読しましょう。
- 日本城郭検定公式問題集<日本100名城編>
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- 続日本100名城公式ガイドブック
まとめ
お城検定の級と、そのレベルや出題範囲についてそれぞれご紹介しました。
管理人も4級から順番にステップアップして受験、合格してきましたので、それぞれの級のレベルや出題範囲、そのときの苦い経験などがあります。
それらを総合して、上述のようにまとめました。
なかなか言葉では伝わりにくいところもありますが、少しでも参考になるようにと努めました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
日本城郭検定には
- 4級(入門レベル)
- 3級(初級レベル)
- 2級(中級レベル)
- 準1級(上級レベル)
- 1級(専門家レベル)
の5つの級があります。
それぞれ出題範囲も異なり、合格率も異なります。
あなたに合うレベルは見つかりましたか?
さぁ、何級を受けますか?
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